2017/07/22 Negicco 2000年代歌謡曲 楽曲紹介

Negiccoのベストアルバム「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」は素晴らしかった



ここの日記でNegiccoさんのことはあまり書かないようにしてたんだけど、Twitterの文字制限じゃなかなか伝えられないし、今日、今この聴いた感想を書かないと、きっと、何か後悔しそうな気がするんで、日記に認めてみる。


最近ではなかなかCDで音楽を購入することは少ないのだけど、Negiccoさんの今回のCDは「2017年4月28日に行われたZepp DiverCity東京ワンマンライブ」のBlu-rayが初回盤にあるのでもちろん現物購入です。

彼女たちの所属するt-paletteが関わるタワーレコードから買いたいと思っているのですが、かのサイトから購入すると、当地の場合到着は発売日の一日後となります。ベスト盤ですからある程度の曲はなんども聴いた曲ではありましたが、Twitterに流れる感想なんかを聴いてると、1日も早く欲しくなりますね。

早速、歌詞カードを見ながら、CDを再生します。この最初に針を落とす、最初にプレイのボタンを押すのが「儀式」気持ち的には配信の楽曲でも最初にクリックするのは儀式なんだろうけど、そういうワクワク感が好き。


最初の曲は事前に配信されていたりYoutubeでも先行配信されています新曲です。
1.愛は光
作詞・作曲:堀込高樹 編曲:KIRINJI

この曲、最初の1回はそんなにフックのなかった曲なのに、2度3度聞くと、もう涙なく聞けない感じになる不思議な曲です。決して彼女たちの生の言葉ではないのに、製作陣の皆様には彼女たちを代弁するこのような曲をいただけることが感謝です。私はPVだとどうしても絵に惹きつけられるので、歌詞を見ながらヘッドホンで聴くのがお約束なのですが、本当に細かな音一つ一つがキラキラしてるように聞こえるのですね。


彼女たちのライブには欠かせない「出囃子」であるこの曲は初音源化。ファンには待ちに待っていた曲です。
2.Make Up Prelude
作曲・編曲:長谷泰宏

Make Up Prelude
Negicco
2017/07/20


長谷泰宏さんはこの曲を「ザ・ベストテン」のオープニングテーマをイメージされたと聴いていますが、それを知ってても知らなくても、この高揚感だったりワクワク感だったりを感じさせる出囃子は素晴らしいと思います。他のアイドルの出囃子に比べて長い方だと思うのですが、もっと聴いていたいと思わせる出囃子なのです。そしてこの曲の最後の方で彼女たちはステージに登場して、一曲目のイントロが出る。この瞬間がライブの醍醐味です。

2011年7月20日に「T-Palette Records」参加第一弾として発売されたのが
3.GET IT ON!
作詞・作曲・編曲:connie

GET IT ON!
Negicco
2011/07/20

connie氏はNegiccoにはなくてはならない、というか、このころはほぼ全ての曲がconnie氏の作品になります。私もこのころはまだ彼女たちをよく知らないわけです。ミニアルバムとして発売されたこともありますので、私も「歌謡曲マニア」としてのデータに引っかかってこなかったのは残念。この曲なんとなく「冬」を感じて夏に聞くと爽やかに感じるんですよね。

そして2011年11月2日T-Palette移籍第一弾シングルとして発売したのが
4.恋のEXPRESS TRAIN
 作詞・作曲・編曲:connie

恋のEXPRESS TRAIN
Negicco
2011/11/02

これぞスキーリゾート感という曲。どことなく横山輝一とかを思い出させる感じもあります。雪国に住む私としてもとても親近感を感じる曲なんですよね。オリコンは最高65位で、当時50位までしかチェックしていない私は次曲で彼女たちを知ることになります。

2012年6月20日に発売された
5.あなたとPop With You!
 作詞・作曲・編曲:connie

あなたとPop With You!
Negicco
2012/06/20

もう「夏」って感じ。本当にサマーチューンって言葉が似合う曲で、この時期聴きたくなるんですよね。じとっとした夏じゃなく、シーサイドをドライブするような疾走感が素晴らしい曲。この曲からPVが作られるようになったように見えます。オリコン41位で、私間違いなく聴いてて気持ちいい曲だなぁとは思ってたんですよ。(本当にこの時点であの「ねぎねぎねぎっこ」のNegiccoとこの曲が全く結びつかなくてぽっと出の新人だと思ってちゃんとチェックしなかった私のバカ。



毛色が急に変わった2013年2月13日発売のこの曲、西寺郷太さんはNONA REEVESの方ですね。
6.愛のタワー・オブ・ラヴ
 作詞・作曲・編曲:西寺郷太

愛のタワー・オブ・ラヴ
Negicco
2013/02/13

急に毛色が変わって大丈夫?って感じではあるんですが。とかく格好いい。タワーというワードはもちろんタワーレコードもあるんだろうし、彼女たちが登っていくことも示唆してるんだろうなとは思います。このころからconnieさんはカップリングを担当していて、本作のカップリング「パーティーについて。」も素敵です。オリコンは27位まで上昇。

パーティーについて。
Negicco
2013/02/13




そして2013年5月29日に発表されたこの曲がNegiccoの運命すら変えたのかもしれません。
7.アイドルばかり聴かないで
 作詞・作曲・編曲:小西康陽

アイドルばかり聴かないで
Negicco
2013/05/29

小西さんといえばピチカートな訳です。それ以上に歌詞もPVも攻めていて、今までのNegiccoをどんどん変えていったのでしょう。この時点で結成10年の彼女たちです。こんなことってあるのかしら?(この時点ですら私は10年前の「ねぎっこ」と彼女たちを同一視していなかった)オリコン23位と、間違いなく私のデータでももうすぐ上位が狙えるのではチェックに入ってきてたの。



2013年11月6日発売。この年は立て続けにシングルをリリースします。西寺郷太さんにJane Suさん。この正直すぎる歌詞が本当に泣けるというか、いいんですよ。
8.ときめきのヘッドライナー
 作詞:Jane Su 作曲:西寺郷太 編曲:奥田健介、西寺郷太

ときめきのヘッドライナー
Negicco
2013/11/06

ライブではタオル振るのが定番であるこの曲ですが、あまりにも展開が急で最初は「?」が並ぶ曲でしたが、今はそれすら気持ちいい楽曲になりました。
PVは満員の大規模ステージで歌う彼女たちですが、今はこんな合成じゃなく何千人ものファンの前で歌えるのですから、本当に成長したなと思うのです。初めてオリコン20位を獲得しています。



しっかしNegicco攻めるなと思った2014年4月16日発売の楽曲。
9.トリプル!WONDERLAND
 作詞・作曲・編曲:矢野博康

トリプル ! WONDERLAND
Negicco
2014/04/16

矢野博康さんはシンバルズですね。とかくドラムが格好いいし、今までの彼女たちの楽曲にないタイプで、今や代表曲ですね。「新潟」って旗を持ってくるくる回る彼女たちのPVがすごく魅力的なのです。今もこのPVは見たくなるんですよね。オリコン16位ともうトップテンが見えてきました。



ねえ、今度はオリジナルラヴの田島さんですよ。2014年7月22日発売の夏を感じる楽曲。
10.サンシャイン日本海
 作詞・作曲・編曲:田島貴男

サンシャイン日本海
Negicco
2014/07/22

何と言っても彼女たちと新潟デートしているかのような、本当に新潟が好きになる楽曲なのですよ。パンチは少ないけど、自然な、偽らず、媚びず、一歩づつ歩く、そんな楽曲に思うのです。個人的にすごく好きな曲です。
そして、この曲でオリコン11位を獲得します。その1つが大きい、ここまできたら彼女たちに10位以内を取らせたい。そう思うのはファンも製作陣も彼女たち自身も思ったことでしょう。



年の暮れも迫った2014年12月2日に、素晴らしい楽曲が登場しました
11.光のシュプール
 作詞・作曲:connie 編曲:田島貴男

光のシュプール
Negicco
2014/12/02

編曲は田島さんです。そして曲はとっても「冬物語」なんですよ。このPV見て、本当に彼女たちの魅力が出て、そして楽曲ももちろん彼女たちの本当の実力だったり、ハーモニーの美しさだったり、聴いている人を幸せにするような「実力」を感じた楽曲だと思うのです。
そしてこの曲でオリコン5位を獲得するのです。苦節10年とは言いますが、それ以上の期間を「アイドル」として生きてきた彼女たち、その目標の一つがconnie氏の楽曲で達成するのが「物語」なんだなと思うのです。



すっかり「大ファン」となっている私に、さらに喜ばしかったのがこの曲。2015年8月11日発売。
12.ねぇバーディア
 作詞・作曲:池田貴史 編曲:池田貴史、山口寛雄

ねぇバーディア
Negicco
2015/08/11

この年に行われた日比谷野外音楽堂でのワンマンライブを意識したPVもそうですが、新潟から東京への三者三様の移動風景も面白いですね。レキシの池田さんのアイドルソングといえば私立恵比寿中学の「頑張ってる途中」があるのですが、本当に彼女たちをちゃんと見て、苦戦しながら書いたんだろうなと思うわけです。この曲もライブの定番で観客として指さされるとどぎまぎしてしまいます。



2008年に発売されたこの曲を2015年12月26日にバンドアレンジ再録としてリリースした。
13.圧倒的なスタイル-NEGiBAND ver.-
 作詞・作曲・編曲:connie

圧倒的なスタイル (NEGiBAND ver.)
Negicco
2015/12/26

2012年に「めちゃイケ」のエンディングテーマとして使われ、PVが制作された本曲。彼女たちの代表曲ですし、バンドアレンジが「されすぎない」のが素敵で、原曲のイメージを損なわないのはファン思いだなと思ったりします。
ライブでは間奏でラインダンスするのが定番です。ちなみに個人的にはこの楽曲の7インチレコードに初めて彼女たちのサインをいただきまして(札幌にイベントで来てたんですね)思い入れの深い楽曲でございます。

彼女たちの20枚目のシングルになるこの楽曲は2016年3月29日発売。
14.矛盾、はじめました。
 作詞:土岐麻子 作曲:さかいゆう 編曲:connie、NEGiBAND

矛盾、はじめました。
Negicco
2016/03/29

土岐麻子さんも魅力的ですし、さかいゆうさんも魅力的な「都会的」なのにどこかほんわかする格好いいおしゃれ曲。シンプルなPVも含めて、どこか女子の裏側を見たような気がするこそばゆい感じがいたします。



Twitterのファン投票で収録されたのは「ときめきのヘッドライナー」のカップリング
15.さよならMusic
作詞・作曲・編曲:connie

さよならMusic
Negicco
2013/11/06

私にとって今でもNegiccoの一番好きな曲かもしれない。この曲の本当の思いを伺うことはできないけれど、最初に聞いた時のなんとなく胸の奥をグワーット掴まれて揺さぶられたようなそういう気持ちになったのは初めて。歌詞が「Oh! 新潟 超いいな アイドルとかだナァ」でもいいんですよ。「Yeah この蕎麦へぎじゃないが そうだネギ洗い 加茂!」でもいいんです(どんな曲だよって思ったら、本当に曲聴いたらさ)

そして最後の2曲も新曲を持って来ました。
16.ともだちがいない!
作詞:福富優樹 作曲:畳野彩加 編曲:Homecomings

ともだちがいない!
Negicco
2017/07/20

17.くちびるにメロディ
作詞・作曲・編曲:connie

くちびるにメロディ
Negicco
2017/07/20

イメージの違う2曲ですが、これまたいい。「ともだちがいない!」はギターが印象的な8ビート。「くちびるにメロディ」は以前のEspeciaのようなVaporwave(あくまで受け売り)感があるように思う。connieさんの指先はまだまだ新しい曲を作れるんだなと。本当にすごいよね。この2曲のためでも買ってよかった。

ということでこのアルバムのティザー映像。本当に、贔屓目に見てもオススメしたいアルバムでございます。機会が御座いましたら是非お求めくださいませ。



長々お付き合いありがとうございます。ともかく新潟のローカルアイドル、しかも名前がねぎっこ、そういう情報を頭から抜いて聴いたら、「楽曲の素晴」らしさに驚き、もう一度情報を入れ直して彼女たちの「歴史」を知ると驚き、そして彼女たちに会うと、アイドルに「年齢」なんて関係ないんじゃないかと思わせる「驚き」を感じていただけると思います。きっとみんなが好きになる、そんなNegiccoさんをこれからも応援いたします。

愛は光
Negicco
2017/07/14

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