歌謡曲が好き!

さぁ。「投票行って外食するんだ」

2021/10/26
当サイトは毎度政治的なことと一線置こうとは思ってるんですが、それでも日常として気になるのは一日一日を生きていくのに必要な政治という話、そして、それを選択するのが私たち一人一人が行う「選挙」であります。

我が家は親は盲目的に選挙に行く家でしたし、まず外食なんかしない家でしたので、選挙の日に外食したって記憶も無いのですが、それでも選挙の日の特別番組が並ぶ様子とか、翌日の新聞が少し薄くて(最終面まで選挙関係記事になるので一般的なコラムとかがない特別紙面になる)のを「非日常」として捉える感じがありました。

2001年、この年も参議院選挙がありました。小泉純一郎内閣の時代であります。投票率は56.4%だったとのことであります。
この年に発売されたのがモーニング娘。「ザ☆ピ~ス!」であります。この曲のフレーズに「投票行って外食するんだ」この言葉にすごく衝撃を受けたのを覚えています。

結婚して子供が生まれて、でも私生活的には収入が減って大変だった我が家ではありましたが、まぁ、幸せにやってますよって感じで、その中で意識しなかった政治の話が歌謡曲から出てきたこと、そして、それがさらっと、本当に全く予期しない形で出てきたことが衝撃でした。

ザ☆ピ〜ス!
モーニング娘。
2001/7/25


この曲から20年。NHKが楽曲を作ったつんく♂氏にインタビューしています。

 

投票行って外食するんだ つんく♂が明かす 歌詞に込めた思い
NHK 2021年10月25日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211024/k10013317301000.html
>つんく♂さん
あの時も、家族にとって大事なのは「外食しようね」ってことでした。家族の「ザ☆ピ~ス!」な場面ってそれぞれ色々あると思うんですが、その一場面を書いたんですね。
>モーニング娘。のメンバーにとっても、社会が他人事な感じにならないような、そんな気持ちもあったと思います。「歌だけ歌ってればいいでしょ」みたいにならないようにね。


20年前の曲が、今も話題になるのは、その間選挙に行く曲があまりないこともあります。私の調べる限り、選挙というワードがある歌詞は100曲に満たず、政権批判的な形や選挙をうるさいものとする曲などがどうしても多い、

目覚まし時計は歌う (選挙ソング)
RUFFY TUFFY
2000/7/7

2000年に発表した『夏の十字架』の一曲。忌野清志郎さんの歌詞です。「今日はいい天気だ Hoo 選挙に行って投票しようぜ 起きろよBaby 誰か違う奴に Hoo 君の一票を託してみないか」政権批判と単純にいえないのは、彼の生きた時代は一党が長く政権を維持したわけで、その後政権交代とはいえその中身にも非常に不満があったことがわかろうかと思います。彼は政権交代が成し遂げられたその後の今の世の中をどう評価しましょうか。

1952年の楽曲。「選挙くせものこわいもの」榎本健一。エノケンさんです。政治風刺の曲のようなのですが、聞いたことが無い。歌詞はなかなか風刺が効いてて面白いです。

時代は変わる
高野寛
2018/2/14

2018年のアルバムA-UNに入っています「時代は変わる」高野寛。ボブ・ディランの曲を訳しています。原曲は1964年のアルバム「時代は変る」のタイトルナンバーになります。

The Times They Are A-Changin'
ボブ・ディラン
1964/1/13

原曲はケネディ大統領就任演説からヒントを得たとされています。当時の若い感性を大人に対して歌っている訳ですね。政治的な楽曲を好まないのは最近の傾向とは思いますが、実際は政権批判に勤しむ新聞、テレビの論調に対して、ネットで最新の状況を見て「ワクチン接種が遅いとか言ってたけど、結局他国より早いくらいじゃないか」とか「ワクチン確保が遅いとか言ってたけど、国民2回どころか3回分確保してるじゃないか」と報道の「デマ」すら感じてしまうのですから、そりゃ政権批判にコロナを使った野党の方法に支持を集めることができないという面はありましょう。

本当の意味で、世代分断が進んでいることを実感します。「選挙に負けた半分の人」がある程度世代の半分になっている危機感があります。

かならず選挙に行く
ANZEN漫才
2017/4/19

2017年の楽曲「かならず選挙に行く」ANZEN漫才。ネタですが、与野党より甘党と選挙に行くことが大事。どの候補もダメだなぁと思いながらダメな中でマシを選ぶのが選挙。

とはいえ、そのマシな候補者を見つけることができるのか?というものがありますね。

 

情報通信白書
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd252510.html
さぁ。「投票行って外食するんだ」

もはや10代20代は全くというほど新聞を読んでいません。テレビも35%は見ていません、ラジオもほとんど聞いていません。ネット利用の時間が恐ろしく延びていますので、こうなっちゃうと、うまくサジェストされた「自分にとって心地いい」ものしか見えませんから、どんどん先鋭化していくことになります。
身近なことでも、遠くの政治のことでも「みんなが思っているはず!」というのが、恐ろしく狭い中で自分のタイムラインに流れてくるのが「それだけ」であることに留意しなければなりません。

そのなかで、一つ別な世界があるんだよというものを見せるのも「歌謡曲」の務めなのかもしれませんが、それも今は自分に近い曲しか流れませんからね。

31日、意中の候補に投票して、そして、外食でもしようか。



カテゴリ: 歌謡曲が好き 2000年代歌謡曲



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