2020/02/12 歌謡曲バー

マスターさんママさんって凄いんだなぁという話


目次
  1. 歌謡曲バーは選曲が胆
  2. 他のお店でカルチャーショック
  3. エンターテイナーになれますか?

元々2月というのは気分が乗らないわけで、それは仕事的に忙しくなかったり、北海道の場合鉛色の空に雪で、外を歩くのも億劫。そんなことで、あんまり調子よくないなぁって毎日を過ごすことになります。

今年よかったなと思うのは、その仕事終わりにもう一仕事「歌謡曲バーのマスター的役割」を頂くことになったので、その準備だったり、選曲だったりという検討をいろいろできるってのは、かなりな気分転換にもなりますし、また、責任も重大ですので、本業以上にいろいろ考える。今年はワタシ調子良いですよ♪

それでも毎度何らかの反省だったり、ミスだったり、そういうのを感じますし、やはり客商売は久々ですので、ちょっとした慣れを感じるまではかかっちゃうかなと思いますが、わずか12日間ですので、もう半分近くお店に立ってしまいました(笑)いま勘が戻せないならダメダメですね。


歌謡曲バーは選曲が胆

あたりまえではありますが、自分が聞きたい曲ではなく、お客様が喜ぶであろう曲を推測してかけること。これが難しいわけです。もちろんある程度リクエストを頂いたり、こんな感じの曲あったよねぇみたいなお話を頂くと凄く助かるんですが、それに頼っていては失格ですね。

あまりにも奇をてらって、マイナー曲をかけるのも喜ばれないし、どメジャーすぎる曲もまた、それかい!って感じじゃないですか。そうそう!それが聞きたかったんだよ!って曲をピタッと選曲できるスキルは私にはないわけで、とはいえ、お客様も一期一会ですから、いまそれを上手くできなければ次はない。店の雰囲気が「いや、それじゃないんだよなぁ」って感じになるのは背中で感じちゃう。いかんいかん!と、この曲○○さんのデビュー曲で~なんて説明しだしたらもう最悪です。

お店のリクエストノート。このノートを見てるだけでも楽しいのです。

私としては毎日聞いてる曲もお客様には今日初めて聞く曲かもしれない。そんなあたりまえのことをもう一度かみしめながら、選曲しています。こういう点を見ても、やっぱりお店を開いて自分で営業してるって凄いんだなぁって思うんですね。でもお代金を頂いて店に立つ以上私もプロとして頑張らなければなりません。素人営業と言い訳することはできません。お店の後は反省し、でも、それは翌日に持ち越さない。次の日は笑顔で日中の仕事を頑張り、なおかつ夜のお仕事も誰にもそれと気がつかれないように頑張るしかないのです。(というほど私は落ち込む方ではないので、たいていのことは寝ればクリアです♪)


他のお店でカルチャーショック

私はすすきのを飲み歩くタイプでは無いし、あまり飲食店を次々入るってタイプでもないので、本当に店を知りません。その中で見つけた自分の居心地のよい店が歌謡曲バーである「ザ☆ベストテン」だったわけですが、札幌には他にもいくつか歌謡曲世代を喜ばせる店があります。

その一つにお客様のお誘いもありまして、行ってみることにしたんですね。

ラ・ボエーム
https://laboheme.owst.jp
北海道札幌市中央区南4条西3丁目1番地1第3グリーンビル7階


明菜ちゃんバーでございます。お店に入ると明るい店内にいくつものディスプレイが。カラオケが楽しめる店ですが、カラオケのリクエストが入っていなければ80年代を中心とした歌謡曲が流れる店内です。システムは2時間飲み放題3000円でケロリン桶いっぱいに入った駄菓子をいただけます。

いやぁ、素敵なお店でございます。多芸でとても「いいひと」な感じのマスターさん、20席ほどの空間でありますが、そのたくさんのお客様をちゃんとお相手して、ものすごい数のお飲み物メニューを作るってのは、本当にすごいなぁと。

もちろん私は飲食本業じゃないので、自分が真似してもうまくできるとは思っていないけれど、お店をやるって凄いことなんだなぁと思わせますよ。凄く楽しい店。それはちゃんとお客様全てを楽しませようというのも感じるんですね。これは釧路のお店も行ってみなければ!
(写真全然撮ってないの。大失敗!)

歌謡曲バーというスタンスではないので、リクエストは「カラオケ」ですね。流れている曲は有線放送だと思うのですが、それでもとても懐かしい気持ちに浸れますし、店内には80年代のいろいろなシングルレコードのジャケットが並ぶ。それだけでも楽しい。そして駄菓子!ケロリン桶に盛られた駄菓子がとても面白いし、なかなかいまこの年齢になって食べないですよね。それも素敵。

私はカラオケは苦手ではありますし、カラオケがかかっちゃうと、なかなか周りとお話しできない部分はあるんで、その善し悪しはありますが、カラオケで楽しみたい方も当然おられますし、このあたりがお店の棲み分けであります。素敵な店を教えていただきました。夜遅くまでやっていらっしゃるのもいいですね。


エンターテイナーになれますか?

何故お店に飲みに行くんだろう?家でスーパーで買ってきた安い酒を飲んで、いまなら安価に曲を聴いたりyoutubeで過去の映像を楽しむなんていうのが(合法非合法ともかく)できるじゃないですか。

そんな時代に、なぜ、お店に行って呑むんですか?

そこにはきっと、マスターさんなりママさんがいて、会話を楽しみつつ常連のお客様とも話しながら楽しいひとときを過ごすことにお金を払うんだと思うんですね。

その空間が楽しいというだけでなく、お店の方が素敵だったり楽しかったり、もちろん至れり尽くせりを求めてるんじゃないですよ。少ない会話でも、楽しませられるという、それを感じさせられる。時間を忘れてお酒が美味しい、空間にいることが楽しい。そういう店って、経験上実はそんなに多いわけじゃありません。

コンセプトがしっかりしていて、その空間を楽しみにお越し頂いているお客様。それを裏切ってはいけない。お前に求められているのは「お前の店」ではない。そんなことを考えながら、また明日からもう何日かカウンターに立ちます。ワタシはエンターテイナーにはなれません。でも、お越し頂いたお客様に楽しんで頂いて、そして、月末に復帰されるはずのママさんに引き渡して、そしてお客様に、やっぱりママさんの「ザ☆ベストテン」がいいね!って言ってもらえるのが理想です。


さて、明日からもすすきの 昭和歌謡曲バー「ザ☆ベストテン」はイベントもありますし、きっと楽しい夜をお楽しみいただけます!何しろ助っ人メンバーがみなさん楽しい方なのでございます。早速明日は「おニャン子クラブナイト」素敵な夜になること請け合いです。是非足をお運びくださいね♪

●2月13日(木)

おニャン子クラブ
ナイト

あの曲だけでなくレア曲も
●2月14日(金)

いつもの歌謡曲バー的
ナイト

2週目どれだけ慣れているか
●2月15日(土)

レッツゴーヤング
ナイト

レッツヤン!意外な曲がかかる!
●2月19日(水)

いつもの歌謡曲バー的
ナイト

3週目はちょっとワイルドな夜
●2月20日(木)

モーニング娘。
ナイト

えっ新しい?絶対盛り上がるでしょ
●2月21日(金)

いつもの歌謡曲バー的
ナイト

最後の「いつもの」ナイト名残寂しい
●2月22日(土)

トップテン
ナイト

助っ人営業最後はトップテン!
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