歌謡曲が好き!

地方IT屋が思う「コンピューターおばあちゃん」

2021/04/08
「コンピューターおばあちゃん」は1981年にNHKの作曲投稿番組『あなたのメロディー』に投稿された楽曲です。テクノポップブームの遙か昔に、こんな楽曲を普通に歌ってたのですから日本は本当に何でもありなエンタメ国だなと思うのです。

1981年8月21日に発売されたコズミック・インベンションのアルバムCOSMORAMAに収録されています。

コンピューターおばあちゃん
コスミック・インベンション
2011/11/23


「みんなのうた」では 東京放送児童合唱団(酒井司優子)のクレジットですので、こちらの方が耳なじみがあるかもしれません。

コンピューターおばあちゃん
東京放送児童合唱団 & 酒井司優子
2008/11/5


この楽曲が発表されて40年。「コンピュータ」はいまだに「わけのわからないもの」扱いされながらも、日常生活にどっぷりと浸かっていて、今やこれが無ければ日常生活は廻っていかないほどに高度化されています。

僕のおばあちゃんは明治生まれのコンピュータ
明治時代は1912年でおしまいなので109年前、一般的な感覚では既に明治生まれの方はいらっしゃらないと思われます。40年前ですと70歳以上の方ということで、まだまだ明治生まれの方はたくさんいらっしゃいました。
それこそコンピュータなんてものが無く、計算は暗算かソロバン。今の人よりも計算が速かったかもしれません。しかしながら、人ができる計算は限界がありますので、大きな数字を確実に扱うにはどうしても「計算機」が必要でした。

ちなみに「算数国語社会」「物知り博学」「英語もラクラク」ってことなので、おばあちゃんはものすごい。とはいえ、おばあちゃんが1981年当時70台だったとして、現役時代であっただろう1950年代、今より洋楽に触れる機会がもしかすると多かったかもしれません。ポール・アンカやエルヴィス・プレスリーに熱狂したおばあちゃんがいたかもしれないのですね。もちろん外資系企業に勤めていた才女だったかもしれません。

2番はさらに凄い。「昔話」はあたりまえ「UFOの話」「バミューダ海域」そして「百聞一見 事件を発見」と韻を踏む感じが最高にクールです。
地方IT屋が思う「コンピューターおばあちゃん」
I Love You...YMO..FF.FF.FF
うーん格好いい。

さて、この曲から40年、コンピュータは進化して、昨年はコロナ渦で自宅や外出先からリモートワークを行った方もおられると思います。「面と向かわないと仕事じゃねぇ!」「家で仕事は業務のメリハリがつけづらい!」「紙の資料は会社にあるんだ!」とまぁ、いろいろ言われるわけですが、インフラ系のIT屋さんである私としては、家や外出先で仕事できることがどれだけ凄いことかわかってないでしょ!と思うわけですね。

コンピュータの発達と同時に通信の発達はものすごい勢いでございます。

私たちがあたりまえに見ている東京からのテレビの全国同時ネット。その最初は1953年(昭和28年)にNHKが東京-名古屋-大阪にマイクロ波で中継する仕掛けを開設。その後民間放送局が使用できるよう、この中継回線を電電公社-NTTが管理するようになります。テレビ1回線を送るのに、音声通話の電話回線480回線分の帯域が必要であったこともあって普及が進まず、地方テレビ局の多局化が遅れた要因でもありました。札幌で民放テレビ局5局が東京からの生放送をそれぞれ受けている現状は、本当に通信回線の強化の賜であります。ちなみに1968年の十勝沖地震の際は、その中継用マイクロ回線が途切れ、札幌では東京の放送を同時配信できなくなり、多くの生放送番組が録画放送になりました。それを知る方も今は多くないでしょう。
2003年にNHKが、2006年に民放が中継回線のデジタル化を行い、全国放送は全国で同じ画質で同じ放送を楽しめる状態になりました。これはそんなに大昔の話では無いのです。また、北海道では道内の中継回線使用料が高額で、アナログテレビ時代は札幌以外ではステレオ放送や音声多重放送が行われていませんでした。これもデジタル化と北海道電力系の安価な通信回線への変更で、今は北海道の地方部でもクリアにテレビが見られるわけです。


パソコン通信などと言っていたサービスが始まったのは1986年頃。東京のホストコンピュータに対してアクセスするためには、近くの「アクセスポイント」という施設にパソコンに接続されたモデムと呼ばれた機器から電話をかけて接続します。当時の通信料は市内でも3分10円、そしてサービス提供社のNiftyの当時の接続料は1分10円。パソコン通信は紳士淑女の娯楽でありました。なにしろクレジットカードを持って、高額な通信料に耐えなければサービスを得られないわけです。月に3万円はかかりますってのは、安い方だったんじゃないかなぁ。

これが「インターネット」として接続する時も続きまして、とかく自宅のパソコンから何かネット上のサービスを受けますなんて場合、通信量の高額さと遅さで、本当に「マニア」的な人しか使いにくい代物でありました。

そして月額固定32,000円で128kbps(こんな単位はもう憶えなくてもいいくらい遅い)のOCNエコノミー(これでeconomyだったのだ)が登場したのは1996年のことです。当時常時接続でネットに繋げるためには月10万円以上があたりまえで、とても支払えるようなものではありませんでした。高いとはいえ一般にも手が届く価格で、当時としては早い128kbps(今なら通信制限のかかったスマホがこのくらいの速度です。動画再生どころかSpotifyのような音楽サービスすら満足に使えないでしょう)で接続できたのです。なにより通信量を気にしない「常時接続」に当時のネットユーザーは憧れていました。

日本でのADSL通信が解禁になり、東京めたりっく通信やヤフーが参入したADSL事業で高速なネット環境が提供されるようになったのは2000年以降になります。2003年には1000万回線を突破。当時の加入電話回線数が約6000万回線ですから、だいたい6軒に1軒は高速なインターネットに常時接続できる環境が日本にも構築されたことになります。

現在、日本国内の光ファイバー、ADSLも含めた家庭での高速インターネット接続サービス利用者は4000万回線。携帯電話のLTE回線が1億4000万回線。つまり、必要性を思う全ての人に高速なネット環境があると考えて良い状態になっています。


そこから、リモートワークを考えていきますと、本当に現地にいなければならないのか、もちろん私のようなインフラ系のフィールドに出なければ仕事にならないエンジニアみたいなのもいますし、様々な事情で家では仕事ができない方はおられると言いながらも、この通信網を使用すればできる仕事の数はもっと多いのではないか?そう思うわけです。


そして、それはある地域に「定住」しなければできない事なのか?という話にもなります。首都圏で長時間かけて通勤している方に、違う働き方を、地方に居ながらにできるのではありませんか?という提案もできるのではないかと思うのです。


私は北海道に住むIT屋さんですので、北海道の地方部が寂れていくことに本当に心を痛めています。私が関わった離島のネットワークも、今は高速な光ファイバーが架設されて札幌あたりと全く変わらぬ速度で使うことが可能です。地方にいても仕事ができる。これが実現したらどんなに素晴らしいことかと思います。

北海道の政商似鳥明夫氏は、今は東京在住。世界を飛び回る彼が暑い東京で少しでも快適にと開発させたのが「Nクール」であると、テレビは伝えます。彼のような動き回り、現場を大切にする方こそ、私は北海道に在住し、北海道からITを駆使して世界の店舗、開発拠点に指示を出せるそういう仕掛けで「地方でも仕事ができること」を実践して欲しいなと勝手な思いを抱いています。
そして、交通網の発達を促して北海道からどこへでも「視察に行ける」体制をできるよう、バックアップできるような世の中にしていって欲しいとも思うのです。

新千歳空港から全国、世界どこにでも行けますとは胸を張っては言えません。しかし、今限界になっている新千歳空港の発着枠を北海道新幹線に一定の移行をさせて少し開けることができれば、決して新幹線では行くことが難しい地域にもさらに就航できるのではないか、通信の発達の次に、北海道の対外的交通網を発展させること。私は勝手にこんな野望を抱いています。

コンピューターおばあちゃんからあまりに離れてしまいました。
しかし、「算数国語社会」「物知り博学」「英語もラクラク」に誰もがITを駆使すればなれる今だからこそ、通信網を駆使して、「形的には」首都圏と同じように生活できる世の中になったならば、次に、そこからリアルに発展させる交通網が必要。そんなことを末端の技術者である私は考えていたりします。

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